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おうちではたらく二児ママのブログ
子育て

【二歳】保育園での噛みつき事件。愛情不足なの?原因は?その後の親がとるべき対処法。

今回は、息子が2歳になったときのはなし。
保育園に通うようになって、お友達とのかかわりがどんどん濃厚になってきたある日、ついにやってしまいました。

「お母さんにお話しなければならないことが・・・」

先生から聞かされたのはお友達との言い争いの末、出された手をガブっと噛んでしまったということ。

それまでに噛まれたりしたことはあったけど、ついに我が子もやってしまったか。。。と、やはり他のお子さんを傷つけたしまったショックでどう我が子をフォローしていいかわかりませんでした。

「ちゃんと教えてあげられなかった私がいけないのかな」
「家では噛んだりしないのに…何かストレスが溜まっていたりするのかな」

初めての経験にオロオロしてしまって少し自分を責めたりして、こんな経験私だけではないはず、と思うけどなかなか表沙汰にして相談できませんでした。

違うんです。決して親のせいではなく、子供なりの理由があります。
愛情不足だとか、ストレスだとかは全く関係ないんだよ、ってあの時の私にも言ってあげたい。

言葉のつたない時期ですが、二歳児といえど意思のある一人の人間。

噛んでしまっても、それはお母さんお父さんの教育のせいではないよ!

実際にあった噛みつきエピソードとその時の保育士さんからのアドバイス。
その後どのように対処したかをまとめました。

大丈夫!みんな通っている道なのです!!!

一丁前に伝わると思っている二歳児の噛みつきの原因

結論から言うと、我が子の『噛む』という行為は「自分の中の欲求不満が生んでしまうもの」でした。

例1
つみき遊びでお友達と遊んでいる時、
お友達のしていることが「なんかイヤ」なんだけど、何がイヤなのかがうまく言えない。
→表現できない!!!どうしたらいいの!!→ガブッ!!!!!

例2
お友達と一緒にリズム遊びだ!わーい!しかも〇〇くんの隣だ!嬉しすぎる!!!!
→抱きついたけどそれだけじゃ足りない!→ガブッ!!!!

私の息子が実際にしてしまった&された事例です。
他にもこの時期の子どもは噛む・ひっかく・物を投げる・髪をひっぱるなどの行動として表します。

少しずつ言葉をわかってきた二歳児だからこそ、自分で表現できないことに対してもどかしさを感じ、行動の方で表してしまうんですね。

  • 感情が盛り上がってしまう
  • 想いをうまく伝えられない

噛むという行為はプラスの感情でもマイナスの感情でも、起こりうることであり、1つの例にすぎなかったのです。

二歳児の欲求を代弁することで信頼感が生まれる

言葉が少しずつわかるようになったとはいえ、まだまだつたない二歳児。
しかし子供は自分の言っていることが一人前に伝わっていると思っています。

なので「なんでわかってくれないの!」と「(それは)ちがう!」と泣いているのに対して、私は“じゃあなにをしたらいいの!?”と考えるしかできず、悪循環が生まれていました。

そんな家での様子を聞いてくれた保育士さんが今回の事例を踏まえて、アドバイスをくれました。

「イヤだったんだよね」を代わりに口に出してあげること

何がイヤだったのかわからずとも

「そっか~〇〇ちゃん、イヤだったんだね」

と共感する。
こうしてわかろうとしてあげることで「この人はちゃんと僕の気持ちをわかってくれる」と信頼するようになるんだと。

この時期に関わった大人がそうすることで「叩いたり噛んだりしなくてもきちんと僕のことをわかってくれる」という安心感に繋がっていくのです。

「(息子)くんが言っていたことに対して、こちらがきちんとわかってあげられなかったのが原因です。させなくていいことをさせてしまってすみませんでした。」

担任の先生がこのように言ってくれました。
育児初心者にとって、先生の専門知識は超貴重です・・・。

私の母としての経験は息子が初めて。

先生方はわかってあげられても私にはわからないことばかりです。

保育園の先生とはまめに保育園での様子をお話ししてもらったりして相談する関係性を作れるといいでしょう。

私は当時、子供が何がイヤなのかすらわからず、少し言葉が出てきただけの2歳児に対して高度な要求をしていました。

どぅまま

言わなきゃわからないよ!きちんとお口で言ってごらん!

それからイヤイヤ期も重なり、もう私も本人も何が何だかわからない状態で泣き叫んでいることもしばしば。

最初は1つの小さなことがきっかけで泣き始めますが、いろいろとかみ合わなくなって、しまいには子ども自身が何で泣いているのかわからなくなり、「なんかわからないけどイヤだ!」を主張し始めます。

そうなるともう手を付けられません。
泣きっぱなしを落ち着くまでほっとくことが多かったように思います。

だけど、「これがイヤだったんだね。そっかそっか~そりゃあイヤだよねえ」と口に出して話してあげることで、「イヤだったの~~~」と子供から話してくれるようになりました。

ただわかってあげようとする。何かしてほしいわけじゃなくて、ただ分かってほしいだけなんだと、コミュニケーションのとり方も少し変わりました。




言葉がうまくなれば自然となくなる。だけどダメなことはきちんと言う。

言葉がつたないがための噛みつく行動ですし、突然できるようになるわけではないのでしょうがない。

ですが!

やはり他人を傷つけるのはよくないことです。

泣き止み、落ち着いた後にそれは優しく諭してあげましょう。

どぅまま

ママも〇〇くんがこれがイヤだったのはとてもわかったよ。これがイヤだったんだよね。
でも、ガブッて噛んじゃう事はお友達も痛いし、よくないことだよ。次からはやめようね。

きちんと受け止めていることを伝えたうえで、噛むのはダメだよということを伝えましょう。

少しずつ、わかるようになります。

3歳になると自分の気持ちだけでなく、他人の視点から「これをしたらいけない」ということが少しずつわかってきます。

それまでちょっとの辛抱ですね。

親としての役目。噛んでしまった子のお母さんにきちんと謝る!

まだ二歳児は「ごめんなさい」をお友達に言うことが出来ませんし、自分の見えないところでの事故なので、保育士さんからも相手のご家族に謝罪があることかと思います。

当たり前のことかもしれませんが、傷つけてしまったお子さんのご家庭にはきちんと謝りました。

私の園ではされた時もしてしまった時も、皆さん自然とお互い連絡をしています。

  • 帰った日のうちに連絡を一言入れる。
  • 数日後会った時にも忘れずに謝罪とお子さんに気遣いの言葉をかける。

お迎えの時間帯によっては、直接会えないご家庭の方もいます。
ケガの具合にもよるのかもしれませんが、これで大きなトラブルになった方は今の所ありません。

幸い、息子が噛んでしまった時も相手の子にも大きなけがはありませんでしたが、その日中にLINEで連絡をいれ、ケガの具合を聞き、次の日のお迎え時に直接謝ることができました。

さらに、今回は相手のお子さんのお母さんも保育士さん!

噛んでしまった子のお母さん
噛んでしまった子のお母さん
この年代は噛むの多いんですよ~でも、お母さんもびっくりしたでしょ?本当によくあることなので^^
うちの子もいろいろ経験して、頑張れ!って感じです(笑)

さすが保育のプロ・・・私と経験値が全然違う・・・!という余裕が見えて感動すらしたのですが、お子さんもご家族もお互いイヤな気持ちになっているはず。

この時期は「なにかされたらお互い様!」という気持ちで理解を示しつつ、保育園に入ったら“このようなこともあるんだ”と、覚悟を決めておかないとですね。

噛みつき事件を経験してわかったこと

  • 噛みつくなどの行動は二歳児ならではの表現欲求不足だった。
  • ポジティブ・ネガティブな感情どちらにも起こりうること。
  • 原因は必ずある。代弁してあげるのが大事。
  • 親として、子供の代わりにきちんと謝ること。

噛んだのは結局1回だけで、噛まれた経験は4回ほどでしたが、この年代では珍しいことではないようです。

きちんと見てるよ、きちんとわかろうとしているよ、というのが伝わることが息子にとっての安心。

今回の噛みつき事件での改めての学び。

言葉が少しでてきたからといって無理やり自分の言葉で言わせようとするのはまだ早かったな、とそこは本当に反省です。

噛む=愛情不足ではないし、きちんと二歳児の理由がある。

くみ取ってあげれるように向き合っている姿を子供はちゃんと感じ取っています!
まずはイヤだと思っている気持ちを感じてあげることが大切ですね。

そして、傷つけた相手のご家庭の方も同じ年齢の子を育てる、言わば同志です。
大好きなお友達同士だからこそ気持ちが盛り上がって起こってしまったことだと、きっと理解してくれています!

お友達を噛んじゃったトラブルがあったパパやママへ。
私も同じ経験をしている仲間だよ~と、励ましの気持ちと共にこの記事が届きますように。

ではまた!