家庭でも防災の意識が高まる今日この頃。
保存のきく食料はきちんと用意していますか?
私は病院に勤めていた時代に、自身の災害用備蓄品にと勧められたのがパンの缶詰でした。
そんな流れで自宅でも備蓄品としてパン・アキモトのPANCANを保管していましたが、2年ほど経ったので試しに食べてみようということになったのです。
ずっと缶に入っていたパン・・・(缶詰だからね)
これが想像以上においしかった!
夫と3歳の子供と一緒に食べた感想をまとめました。
パンの缶詰の元祖、パン・アキモトのPANCANとは?
PANCANを作っているパン・アキモトは栃木県の那須高原にあるパン屋さん。パンの缶詰、PANCANは阪神・淡路大震災の時に被害を受けた方々においしいパンを届けたいという思いがきっかけで生まれました。
保存しづらいパンを缶詰にするアイデアは斬新で、新潟中越地震が起こったときに、テレビで放映された時に被災地の方が食べていたことで話題になりました。
パンをふわふわにおいしく保管する秘訣は企業秘密の包装紙。缶詰にして長期保存してもおいしく食べてほしいとこだわり、一年かけて探し回り、たどりついた包装紙が使われています。
パン・アキモトの困った人にパンを届ける取り組みは日本だけでなく、発展途上国や被災地、宇宙食としても届けられており、世界中で食べられている防災備蓄品です。
2年保管したPANCANを開けて食べてみた感想!
今回開封して食べるのは、ストロベリー味!
パンの缶詰といえば、カンパンのイメージも強いですが、アキモトのPANCANは本当においしいのか?
実食!
原材料はこんな感じ。
そして、缶ラベルに『災害用伝言ダイヤルのご利用方法』が記載してありました。
いざ開封してみると・・・
しっとりとした紙に包まれたパンが缶の中にみっちりと入っています。
缶をまるごと焼いてパンにしているので、焼き立てのおいしさがそのまま詰め込んでいます。
缶を湯煎で温めると焼き立ての風味を楽しめるとの事でしたが、今回は災害時を想定してそのまま食べます。

包装紙もしっとりしているけど、ベチョベチョしていない。さすが企業秘密の包装紙。
パンも本当にふっくらしています。食感は食パンとデニッシュの間。
どっちかというとデニッシュのほうに近い感じだけど、油っこさはなし!

子どもも食べやすく、飲み物無しでも口の中がぱさぱさにならない。
主人も「保存食なのにこんなにおいしいんだ!」とあっという間に完食でした。おいしい!
パンの缶詰の種類は14種類!アレルギー対応も
我が家で保管している『PANCANおいしい備蓄食シリーズ』ストロベリー・オレンジ・ブルーべリーの他、全部で14種類もあるんだって。
種類によって賞味期限が違います。
今回食べた『PANCANおいしい備蓄食シリーズ』が期限が一番長いです。
安心パンは卵・牛乳・大豆不使用です。
アレルギーのある子にも備えられるなんて、企業努力に頭が下がる思いです。。。
製品名 | 種類 | 賞味期限 |
PANCANおいしい備蓄食シリーズ | ストロベリー オレンジ ブルーベリー全3種 |
37か月 |
安心パン | プレーン | 6ヵ月 |
PANCAN定番人気シリーズ | ビターキャラメルなど 全5種 |
13か月 |
プレミアムシリーズ | 那須高原バター 沖縄限定の黒糖など 全5種 |
13か月 |
備蓄品の賞味期限切れ防止!アキモト・リマインダーサービスが便利

せっかく備蓄をしていても「気づいたら賞味期限過ぎてた」「備蓄品があるのすっかり忘れてた」ということありませんか?
備蓄→日常の生活で食べる→食べた分買い足す、というローリングストック法という備蓄方法があるのですが、
パン・アキモトでは備蓄品の賞味期限が切れる時期にメールでお知らせしてくれるサービスを行っています。
パンの缶詰はもちろん他社の製品も登録可能なんです。
登録して有事に備えておくと買い忘れも防ぐことができるのでおすすめです。
パン・アキモトのホームページから登録できます。
アキモトのパンの缶詰は安心して保管出来ておいしい!

「長期で保管してもパンをおいしく食べてほしい」と思いのこもったパンの缶詰。
予想外においしく、むしろ日常でおやつに出しても、「おいしい!」と子どもが喜んで食べました。
二年保管したものを食べてみましたが、さすがこだわりの包装紙!
カビが生えていることもなくしっとりふわふわの食感を保っていましたよ。
大災害時はライフラインが止まるため、最低でも自宅で三日間過ごせるように備蓄品を備えておくのが大切ですよね。
普段からローリングストック法を取り入れるなどして、防災を意識して過ごすことを続けていこうと思います。
ご自宅の災害対策用に1つパンの缶詰を備蓄してみてはいかがでしょうか。